今年も残りわずか。
例年よりちょっと早いが、毎年恒例の個人的1年間の総まとめ記事を。
世間的な話題について今年を振り返ると、私の記憶に強く残っているのは、日米の政治絡みあれこれと闇バイトの凶悪案件増加。
他県の話題ながら、兵庫県知事に関するあれこれは、個人的にはちょっと将来が怖い話だと思った。
パワハラとかオネダリとか、証拠になるものがないということが SNS で広まり、ほんとは何もなかったのに罠にはめられたのではないか、という論調が「真実」として語られた。
不適切を指摘されたこと、特にハラスメント系は受け取る側の思い込みとかもある(と書きつつその受ける側の気持ちが重要だが)ので、本人に「その気がなかった」と言い切られてしまったら、もうそれ以上突っ込んでもしかたない。
が、公益通報の制度を無視して疑いをかけられている当事者が犯人さがしを始めたことについては深刻な問題だよなあと思う。
ネット上では、オールドメディアの報道が偏向していて、ネット上の情報が正しいみたいな論調でこのような選挙の結果になったわけだが、それこそ自分が見たい情報だけを信じているのではないかと、世間の流れが怖い方向に向かう懸念が明るみになったような不安を感じる。
で、その後の承認欲求全開の PR 会社社長の発信から始まった公職選挙法違反の疑い。
けっきょくはお咎めなしで終わりそうなフェーズに入ってきたが、もう SNS に翻弄されて何が何だか。
オンライン投票のようなシステムが将来的に導入されるのは大賛成だが、現代の情報過多で錯綜するような環境の中で、いろいろ課題があることも分かった。
秋の衆議院選挙で与党が過半数を取れなかったことは、これは与党が今までのように好き勝手なことはできなくなったことで、政治の健全さが多少は改善するのではないかと期待している。(自民党に対しての期待というわけではなく、本来あるべき政治にちょっとは近くなってほしいという意味で。)
103万円とか178万円の壁の話は、相変わらず自民党が財務省の顔色をうかがい中途半端な着地点になりそうだが、議論が動いただけ前よりマシか。
投票率が相変わらず低かったのは憂うべき問題だが、若者の無関心さがこの国の牽引力を担う年代層になっていくにあたり、どうなっていくか心配。
あとは、アメリカの大統領選挙。
ある程度予想された結果ではあるが、トランプの復権。
4年後の再選を気にしなくてもいいトランプが前回大統領就任時よりも好き勝手して、日本のみならず世界を混乱させるのではないかという不安を感じる。
イーロン・マスクとかに重要ポストを与えて大丈夫?
政治の不安定さは欧州にも広がりつつあるように見えるし。
闇バイトの凶悪化については、私のように賃貸の集合住宅に住んでいる家庭を狙ってくることはないとは思うが、被害にあった家をニュースで見る限り、必ずしもお金を持っていそうな家を狙っているわけでもなさそうで、あまりにも行き当たりばったりな感があり、それを思うと誰が被害にあっても不思議ではない気も。
これだけ世間で取り上げられているにもかかわらず、そういう世界に安易に足を踏み込み、目の前の数万円(も手に入る可能性は低いのに)で人生を終わりにしてしまう人が後を絶たないのは、それだけ「無敵の人」を生み出す社会になってしまったということか...
固い話はこれくらいにして、プライベートな部分での今年の総まとめを。
例年と同じく、カテゴリ毎に自分のベストワンだったものを紹介していく。
カテゴリはいつもの年と変わり映えしないが。
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