昨年 GW 直前からの激動の記録。
今回、少しまとめて書くので長文になります。
多くの転職エージェントからのアプローチとともに、ビズリーチに登録している企業数社からもダイレクトアプローチがあり、幸先のいい転職活動のスタート。
特にダイレクトにコンタクトしてきた企業は、私のレジュメを見て連絡をくれたわけなので、それなりに評価してもらえていて先に進める確度も高そうと思い、気になる 2社に返信をした。
今回、少しまとめて書くので長文になります。
多くの転職エージェントからのアプローチとともに、ビズリーチに登録している企業数社からもダイレクトアプローチがあり、幸先のいい転職活動のスタート。
特にダイレクトにコンタクトしてきた企業は、私のレジュメを見て連絡をくれたわけなので、それなりに評価してもらえていて先に進める確度も高そうと思い、気になる 2社に返信をした。
あまり企業が特定できるような情報を書けないが、ひとつは特種機械のメーカ (A社) で、もうひとつは次世代につながるエンジン技術開発をしているベンチャー (B社)。(今後の記事の便宜上、通しで仮の社名を置きます。)
特に後者は、求人に提示されている年収も今までとそう変わらないし(むしろ上がる可能性すらある)、キャリアを活かして即戦力として強みを発揮できる自信もあったし、次世代技術に触れられる知的好奇心も刺激され、かなり興味があった。
事前に再就職支援会社の担当者にも相談するが、基本的には自分自身のことなので相談というよりは事前報告的な感じで伝えていた。
そこでいただいたアドバイスとしては、特に B社のようなベンチャーとかスタートアップ企業の場合にありがちなのは、創業者、あるいはそれに近い創業メンバーみたいな人が出てきて、一方的に夢物語を熱く語られて終わり、ということが少なくないらしい。
そういうことをあらかじめ聞いておくと、こちらもそれなりに身構えて臨むことができる。
最初にカジュアル面談を設定できたのは A社。
先方は、人事担当者と技術役員の方が参加された。
役員と言っても、規模としてはそう大きくない地方の企業だったので、雲の上の人みたいな感じではないようだ。
カジュアル面談ということで、面接とは違うのでこの日の会話が採用の合否につながるものではなく、事前にお互いの認識の相違がないようにする、というのが目的らしい。
なので、こちらが自分のアピールをするというよりも、先方が事業内容や組織構造、どういうポジションの人物が欲しくて声をかけたのか、どちらかというと先方からアピールされる内容の方が多かった。
ただ、会話の中でさりげなく私の経歴や経験を聞かれたり、仕事観とか人生観とか、そういう話題にもなったりしたので、完全なる無礼講というわけでもなく自分のことを品定めされているというのは感じた。
もちろん、私も先方の話を聞くだけでなく、自分が仮に入社したときの業務や職務がイメージできそうな質問をいくつかした。
想像していたよりもはるかに仕事内容はおもしろそうで、面談前よりもはるかに気持ちは前向きになった。
最後に、期待している年収も聞かれたのだが、年齢が50代半ばということと、異業界で学ばなければならないことも多いので、現在の年収がこれくらいで、そこから2~3割くらい下がるというのは想定している、ということを伝えた。
それは各種手当(家族手当とか住宅手当とかあるらしい)も含んでの額かと聞かれたので、今もそれらをもらっているわけではないので、全部込みでそれくらいの額ならありがたいということを伝えた。
あとは、B社の所在地が遠方なので引越しが必要だが可能かということも聞かれたが、そこに全く障害がないことを伝えた。
とりあえず、A社としては次のステップとして正式な面接をしたいということで、1週間後くらいに連絡します、とのことで終了した。
それからほとんど日を置かずして、ベンチャー企業 B社とカジュアル面談。
出てきたのは人事担当者1名。
A社と同様に、先方からの事業紹介とかこんな企業(社名は伏せられていたが)と協業してます、ということを説明してもらった。
元々 B社から声をかけてもらったときに興味はあったので、こちらからも特に試験設備とか、今後の事業計画とかの具体的なところを質問した。
話はけっこう弾み、先方としては面接に進んでほしいが、もし希望があれば面接の前に現場のエンジニアとのカジュアル面談を設定してもいいという提案をいただいたので、ありがたくそれを受けることにした。
とりあえず、再就職支援会社が気にしていた、創業者が夢を語って...ということはなく、一連の採用に関するプロセスもしっかりしていそうなので、信頼できる会社だと思った。
約1週間後、B社の方が先に連絡が来たので、B社のエンジニアと前回と同じ人事担当者と、カジュアル面談を実施。
そのエンジニアの方も私と同じく自動車メーカやサプライヤでエンジン開発を経験して転職してきたということで、大きな会社との仕事の違いとか、B社での働き甲斐とか、かなり私の気持ちを後押しする話を聞くことができた。
もちろん私自身も即戦力として働けそうな経験をアピールすることができたし、先方も最優先で考えているということも言っていただいた。
ベンチャー企業ということでの「食い扶持」が気になっていたのだが、次世代技術の開発ということで、自動車メーカとの協業もあるし、政府案件もあったりして、この先何年かの仕事は十分すぎるほどにあり、それらに対応するためにエンジニアを増やすことと設備の拡張も計画しているということだった。
B社も A社と同じく、働くとなると引越しが必要な距離にあるが、問題ないことを伝えた。
こちらも、正式な面接に進んでもらうので、後日また連絡するということだった。
そんな感じで、つかみは OK な両社であったが、待てど暮らせどいずれの会社からも次の連絡がこない。
とりあえず、2~3週間は待ったのだが音沙汰がないので、こちらから進捗具合をうかがうメッセージを送った。(ビズリーチ内の対企業とのメッセージ機能を使用)
が、それでも全く返信は来ない。
あまりしつこく問い合わせるのも微妙だなと思い、それ以上連絡することはしなかった。
...なんだか、中学生の男女交際みたいに、両社とも自然消滅となってしまった。
再就職支援会社の担当者とも随時状況を話していたが、普通は連絡なしに話が終わることはないが、両社の状況を想像すると、求めている人物像とずれている部分があったか、並行して進めていた他の候補者との話が先に決まったか、採用に関する社内状況が変わった(経営状況が悪くなり採用活動を停止、とか)か、そういうことではないか、と。
A社については、心当たりがないわけではなかった。
年収の希望を聞かれたときに、正直な想定している額を伝えたのだが、後で A社の口コミ的なことを調べると、社内の平均年収が私が伝えた額からはかなり低く、それが譲れないところだったのではないかと想像した。
こちらとしては下限額として譲れない線を伝えたわけではなく、いくらでも交渉に応じる余地があったので、もし私の想像している理由でのことだったとしたら、せめてもう一度会話の場をもらえていればと思った。
B社については、全く心当たりなし。
最優先で考えているということだったし、とにかく人を増やしたいということだったし、こちらも興味があるということを強くアピールしたつもりだったし、年収的にも求人に提示されていたレンジ内に入っていた、むしろ低い方寄りだったし、どこで地雷を踏んだのかが全く分からない。
強いてあげれば、組織図の中で私をどういうポジションに置くかが難しかったかもしれないが、面談の中で現場仕事でもかまわない、というか、むしろそういう実務的なことをやりたいと言ったのが、向上心がない人間に映ってしまったか。
どんな想像をすれど、いずれの会社も真実がわからないので、今後の活動にどう活かせばいいのかわからない。
特に B社の方は悔やんでも悔やみきれないというより、なにを悔やめばいいのかわからない、戸惑いしかない状況だった。
ここから悪い流れが始まった。
特に後者は、求人に提示されている年収も今までとそう変わらないし(むしろ上がる可能性すらある)、キャリアを活かして即戦力として強みを発揮できる自信もあったし、次世代技術に触れられる知的好奇心も刺激され、かなり興味があった。
事前に再就職支援会社の担当者にも相談するが、基本的には自分自身のことなので相談というよりは事前報告的な感じで伝えていた。
そこでいただいたアドバイスとしては、特に B社のようなベンチャーとかスタートアップ企業の場合にありがちなのは、創業者、あるいはそれに近い創業メンバーみたいな人が出てきて、一方的に夢物語を熱く語られて終わり、ということが少なくないらしい。
そういうことをあらかじめ聞いておくと、こちらもそれなりに身構えて臨むことができる。
最初にカジュアル面談を設定できたのは A社。
先方は、人事担当者と技術役員の方が参加された。
役員と言っても、規模としてはそう大きくない地方の企業だったので、雲の上の人みたいな感じではないようだ。
カジュアル面談ということで、面接とは違うのでこの日の会話が採用の合否につながるものではなく、事前にお互いの認識の相違がないようにする、というのが目的らしい。
なので、こちらが自分のアピールをするというよりも、先方が事業内容や組織構造、どういうポジションの人物が欲しくて声をかけたのか、どちらかというと先方からアピールされる内容の方が多かった。
ただ、会話の中でさりげなく私の経歴や経験を聞かれたり、仕事観とか人生観とか、そういう話題にもなったりしたので、完全なる無礼講というわけでもなく自分のことを品定めされているというのは感じた。
もちろん、私も先方の話を聞くだけでなく、自分が仮に入社したときの業務や職務がイメージできそうな質問をいくつかした。
想像していたよりもはるかに仕事内容はおもしろそうで、面談前よりもはるかに気持ちは前向きになった。
最後に、期待している年収も聞かれたのだが、年齢が50代半ばということと、異業界で学ばなければならないことも多いので、現在の年収がこれくらいで、そこから2~3割くらい下がるというのは想定している、ということを伝えた。
それは各種手当(家族手当とか住宅手当とかあるらしい)も含んでの額かと聞かれたので、今もそれらをもらっているわけではないので、全部込みでそれくらいの額ならありがたいということを伝えた。
あとは、B社の所在地が遠方なので引越しが必要だが可能かということも聞かれたが、そこに全く障害がないことを伝えた。
とりあえず、A社としては次のステップとして正式な面接をしたいということで、1週間後くらいに連絡します、とのことで終了した。
それからほとんど日を置かずして、ベンチャー企業 B社とカジュアル面談。
出てきたのは人事担当者1名。
A社と同様に、先方からの事業紹介とかこんな企業(社名は伏せられていたが)と協業してます、ということを説明してもらった。
元々 B社から声をかけてもらったときに興味はあったので、こちらからも特に試験設備とか、今後の事業計画とかの具体的なところを質問した。
話はけっこう弾み、先方としては面接に進んでほしいが、もし希望があれば面接の前に現場のエンジニアとのカジュアル面談を設定してもいいという提案をいただいたので、ありがたくそれを受けることにした。
とりあえず、再就職支援会社が気にしていた、創業者が夢を語って...ということはなく、一連の採用に関するプロセスもしっかりしていそうなので、信頼できる会社だと思った。
約1週間後、B社の方が先に連絡が来たので、B社のエンジニアと前回と同じ人事担当者と、カジュアル面談を実施。
そのエンジニアの方も私と同じく自動車メーカやサプライヤでエンジン開発を経験して転職してきたということで、大きな会社との仕事の違いとか、B社での働き甲斐とか、かなり私の気持ちを後押しする話を聞くことができた。
もちろん私自身も即戦力として働けそうな経験をアピールすることができたし、先方も最優先で考えているということも言っていただいた。
ベンチャー企業ということでの「食い扶持」が気になっていたのだが、次世代技術の開発ということで、自動車メーカとの協業もあるし、政府案件もあったりして、この先何年かの仕事は十分すぎるほどにあり、それらに対応するためにエンジニアを増やすことと設備の拡張も計画しているということだった。
B社も A社と同じく、働くとなると引越しが必要な距離にあるが、問題ないことを伝えた。
こちらも、正式な面接に進んでもらうので、後日また連絡するということだった。
そんな感じで、つかみは OK な両社であったが、待てど暮らせどいずれの会社からも次の連絡がこない。
とりあえず、2~3週間は待ったのだが音沙汰がないので、こちらから進捗具合をうかがうメッセージを送った。(ビズリーチ内の対企業とのメッセージ機能を使用)
が、それでも全く返信は来ない。
あまりしつこく問い合わせるのも微妙だなと思い、それ以上連絡することはしなかった。
...なんだか、中学生の男女交際みたいに、両社とも自然消滅となってしまった。
再就職支援会社の担当者とも随時状況を話していたが、普通は連絡なしに話が終わることはないが、両社の状況を想像すると、求めている人物像とずれている部分があったか、並行して進めていた他の候補者との話が先に決まったか、採用に関する社内状況が変わった(経営状況が悪くなり採用活動を停止、とか)か、そういうことではないか、と。
A社については、心当たりがないわけではなかった。
年収の希望を聞かれたときに、正直な想定している額を伝えたのだが、後で A社の口コミ的なことを調べると、社内の平均年収が私が伝えた額からはかなり低く、それが譲れないところだったのではないかと想像した。
こちらとしては下限額として譲れない線を伝えたわけではなく、いくらでも交渉に応じる余地があったので、もし私の想像している理由でのことだったとしたら、せめてもう一度会話の場をもらえていればと思った。
B社については、全く心当たりなし。
最優先で考えているということだったし、とにかく人を増やしたいということだったし、こちらも興味があるということを強くアピールしたつもりだったし、年収的にも求人に提示されていたレンジ内に入っていた、むしろ低い方寄りだったし、どこで地雷を踏んだのかが全く分からない。
強いてあげれば、組織図の中で私をどういうポジションに置くかが難しかったかもしれないが、面談の中で現場仕事でもかまわない、というか、むしろそういう実務的なことをやりたいと言ったのが、向上心がない人間に映ってしまったか。
どんな想像をすれど、いずれの会社も真実がわからないので、今後の活動にどう活かせばいいのかわからない。
特に B社の方は悔やんでも悔やみきれないというより、なにを悔やめばいいのかわからない、戸惑いしかない状況だった。
ここから悪い流れが始まった。
最初から●日以内に来なかったら×だと思ってください
的なことを言われているならまだしも。
ラストの1行が続き物小説みたいで不安ですTT
2社ともそうだったということは最近はそれが普通になっているものなのでしょうか。
私が転職した時のことはずいぶん前のことなので参考にならないかもしれませんが、試験や面接を受けて連絡がなかったところはありませんでした。
そういう企業に勤めなくて済んで良かった、と思えばいいかも知れません。でも、ホント、最近そういう人も増えてきているように感じます。
最後の一文を読むと、この先が怖いなぁ…
>taekoさん、
連絡ないのはあんまりですよね。
しかも両社とも、そちら側からアプローチしてきたにもかかわらず、です。
>ふにゃいのさん、
最後が小説くさかったですか。
文才があるわけではないので、調子に乗って書いていたかも。
だめならだめで、返事は欲しかったですね。
>kuwachanさん、
最初の2社がこれでしたが、さすがにそれが普通とは思わないんですけどねえ。
B社の方はベンチャーなので、企業組織として成熟してないというのはあるのかもしれません。
A社は中小とはいえわりと歴史もある企業だったのですが。
>めぎさん、
たしかに最近はコミュニケーションが成り立たないことって昔より増えてきましたね。
例えば、直接会ったり電話で話していたことがメールに置き換わり、相手の顔色や声のトーンがわからずに文面だけでいらぬ誤解を生んだり。
自分も周りに対してよからぬ不安を与えてないか、気をつけないと。
私も何度も転職していますが、一度だけ連絡来なくて自分から電話して聞いたことがあります。
他は履歴書返してきたり、何らかの返事はありましたねえ。
カジュアル面談ってやったことないですが、そんなものなのかなあ?
トントン拍子に行くのかと思って読んでいたら、そんな状況に!!
とくにB社は、なんでダメだったのか、どこを悔やめば良いのかわからないので、この先の活動にどう役立てればいいのだ!って思ってしまいますね。
今はお仕事されているので安心して読めるけど
悪い流れ……怖いよぉぉ
ずいぶん失礼ですよね。ダメならダメできちんと言ってもらわないと、やはり待ちますよね。待つのってけっこう心理的にも負担になると思いますし、こういうことがあると、不信感を持ってしまいます。
でもそういう会社はビジネスでも取引先とそんな態度をとるのかもしれないと思うと、
採用されなくて良かったのかも・・・。
>sheriさん、
これがエージェント経由であれば、遠慮なくエージェントに問合せできるし、そこから企業側にもちゃんと話を通してくれるし、こういうトラブルはないんですよねえ。
カジュアル面談の実施自体は今どきかもしれませんが、どちらも「面接受けてください」と言っておきながらこれですから...
>リュカさん、
理由がわからないものって嫌ですよね。
私が地雷を踏んでいたならそれはそれで自分のミスだし、それが理解できればいいんですよ。
ほんと、どうしたらいいの???って状態でした。
>おとさん、
待つのは心理的につらいですね。
過去の転職がうまくいきすぎていたのは、若かったということもあるのですが、運が良かったんだろうなと思いました。
>Inatimyさん、
そうですね。
そういう企業に入っても、社内で経営陣が信用ならなかったりするかもしれないですし、そういう会社だとわかっただけでも良しとすべきかもしれません。
はい、この歳になると転職は難しかったです。
ビズリーチだと、回答無しもあるのですね。
自分は、もう働く気はありませんが、ーー。
企業側も転職エージェント経由ですとそちらにお金を払わなければならないので、自力で見つけたいというところもあるのだと思います。
自然消滅は、さすがにこの2社だけでした。