2025年03月19日

四度目の転職 転職エージェントあれこれ

昨年 GW 直前からの激動の記録。

今日は転職エージェント各社や実際にサポートしてくださるエージェントの方々とのやり取りで思ったことについて書く。
とはいっても、具体的な社名を書くとネガティブな内容は特に差し障りがあるので、これまで同様すべて匿名で。

ビズリーチに登録直後、多くの転職エージェントからコンタクトがあった。
それぞれの特徴を知る上でも、とりあえず一通りは面談をお願いした。

私ぐらいの年齢層だと、若者が利用するようなテレビ CM でよく聞く名前の転職エージェントではなく、同じ系列のおじさん向けエージェント会社から声がかかる。
雇う側、雇われる側のニーズやポジションも違うので、きっちりビジネスを分けているのは利用するこちらとしてもありがたい。



今回私は、数あるエージェントの中から、主に2社と意識して関係をつなぐようにしていた。
あまり多くの会社と関係を持つと、こちらも収拾がつかなくなりそうだったので。
とりあえず、D社、E社としておく。

最も積極的に数多く案件を紹介してくれていたのは D社だったので、最初のうちは主に D社とのやり取りが多かった。
活動開始時期から多くの案件を紹介してもらえ、中には私が最初に本命と考えていた C社の案件もあり、面接まで進むことができた。(そこがダメだったのは先日の記事の通り。)
転職エージェントの多くがそうなのだが、転職希望者に専属のエージェントが就いてくれるというわけではなく、企業案件毎にエージェントが紐づいているところが多く、D社もそうだった。
なので、紹介してもらう案件は多いものの、そのたびに異なる担当者から連絡があり、応募前の面談時、現在の状況やこれまでの職務経歴とか、登録情報を社内で共有してもらっているはずなのに同じ話を何度もしなければならない煩わしさがあった。
あと、D社内のノルマなのか何なのかわからないが、定期的に紹介してくれる案件が一気に集中してやってきて、そんなに一度に紹介されてもこちらも捌ききれないので辞退したり保留したりということもあり、苦戦していた身としてはそういう切り捨ててしまわないといけない案件があるのがもったいなかった。
そんな D社からのサポートですごく残念だったのは、多くの案件を紹介してくれるものの、その後のフォローがかなり雑だったこと。
書類で落ちて面接までなかなか進めない話はこれまでに書いているが、落選の結果を私に伝えてくれるときのフィードバックが、「年齢を理由に断られました」とか、「これまでのキャリアがマッチしない」とか、事前に確認した上で紹介してくれたんではないの?と思ってしまう例が多く...
一番ひどいと思ったのは、「ポジションが用意できないということで...」という理由で断られたときで、募集のあったポジションに応募したんだけど、落とされる理由がポジションなし、ってどういうこと?
エージェントがそれを聞いたままフィードバックしてくるのも、ただの伝書鳩程度の役目しか果たしておらず。
なんだか紹介する数だけを D社内でノルマでこなしているようで、徐々に D社への信頼は薄れていった。
それでも次々と案件が出てくるのは、なかなか面接まで進めない身としてはそれはそれで気持ちをつなぐ上で重要であり、関係を維持していた。

もうひとつの E社は対照的で、エージェントが案件を紹介してくれるときの事前面談の際も丁寧に説明をしてくれて、応募する際のこちらの納得感もあったし、書類選考や面接で落ちた際のフィードバックも具体的でわかりやすかったので、それを次の機会へ活かすことができた。
その E社の中で、複数案件を同時に紹介してくれたエージェントがいて、たまたまこの人が私と相性が良かっただけかもしれないが、すごく心強かった。
企業に書類を応募するときにも何かしらのアピールをしてくれていたようで、D社では書類応募時点でほぼ全滅だったのが、E社のこの人の案件では、面接まで進むことができる例が多かった。
あと、E社のそのエージェントの方に、「おじさんの転職活動では書類で OK が出て面接まで進めるのは、良くて1割くらいですから気を落とすことないですよ」という言葉も支えになった。
若い実務担当者レベルの求人は募集人数も多いけど、おじさんの転職だとそれなりのポジションや条件になる場合が多く、例えば "工場長" みたいなポジションの求人だと当然ながら枠は1名なので、必然的に競争率が高くなってしまう、と。(個人的には "工場長" よりも、肩書のない実務レベルの仕事の方がありがたいと思ってその希望も伝えていたのだが、そういうことを言っていると年齢を理由に蹴られる。)

他にも単発で終わったエージェントも数社あったが、中にはとんでもない変な人も何人かいた。
やたらと高圧的で自分の紹介する企業に無理矢理応募させようとする人や、こちらが再就職支援会社のカウンセラと練りに練って準備したレジュメを無視してビズリーチサイトから自動生成される書類(このフォーマットがなかなかエージェントの中では読みづらいと残念な評判)を提出して案の定落ちるようなことになった人とか。
エージェントの人たちに聖人であることを求めるわけではないが、プロであるならばもう少し利用者が納得できる姿勢を見せてほしい人はいた。


そんな中で、再就職支援をしてくれていた会社のカウンセラの存在はありがたかった。
その会社は転職エージェントの機能も持っているが、それを前面に出すことはせず、私の転職活動を毎週フォローしてくれ、多くの有益なアドバイスをいただいた。
特に、いろいろダメ出ししてもらって修正したレジュメ類は転職エージェントの方々からの評価もかなり高く、大きな武器になった。
D社中心に活動してなかなかうまくいかないときに、他のエージェントとも再度コンタクトすることを勧めてくれて E社の相性のいいエージェントとつながったことも、そのカウンセラのアドバイスがきっかけだ。

そんな感じで後から振り返ると、転職エージェントを何社とも多くやり取りしすぎないという方針はよかったが、D社が私と相性がよくなさそうと感じた時点で見切りをつけ、E社プラスもう一社くらい信頼できる他のエージェントをさがすように早めに切り替える動きをしてもよかったと思った。
posted by YAP at 19:00| Comment(9) | 転職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
エージェントも色々あるのですね。
会社にもカウンセラーがあるというのは凄く至れり尽くせりですね。
こちらでも名だたる会社が数千人の足切りを相次いで発表してますが、その人たちはこんな苦労があるんだな…と思いながら読んでいます。
Posted by めぎ at 2025年03月20日 04:27
>めぎさん、コメントありがとうございます。
ドイツは特に自動車業過でもかなり人員削減の話がありますね。
私が前の会社を去る数年前、ドイツ側で私のカウンタパートだった人が早期退職とか関係なしに定年前に次の人生のために退職したのですが、本人の意思でのいいタイミングだったかもしれません。
転職エージェントは玉石混淆というのがよくわかりました。
信頼できる人を見つけるのも、重要なポイントでした。
私が苦戦したのも、けっきょくはそこだったのかなと振り返って思います。
Posted by YAP at 2025年03月20日 11:15
後から思えば…ということはその時はいっぱいいっぱいだったと思われるので、仕方ないですよ。

エージェントとひとくくりにしか知らなかったけれど、色々違うんですね。
Posted by sheri at 2025年03月20日 13:30
なるほど、会社によって様々ですね。
ほんとに、伝書鳩ならイラナイよって感じもありますね^^;
E社と相性が良くてよかったです。
これから好転していくかしら!!!!???
Posted by リュカ at 2025年03月20日 20:11
転職エージェント会社によっても違って、やはり、人によっても違うということで、相性の良いエージェントが見つかるまでが大変ですね。相手の親身になれて、気が利いて、大事なポイントを伝えられる人がエージェントに向いているように思いますが、なかなか少なそうです。カウンセラーの存在は、本当に心丈夫でしたね~。
Posted by おと at 2025年03月21日 05:33
>sheriさん、リュカさん、おとさん、コメントありがとうございます。

>sheriさん、
何事もそうですが、あのときこうしておけば、みたいなことは日常的にありますよね。
それが人生の岐路となると、判断は難しいですし、どんな選択をしてもそれが正しかったのか、それは自分ではわからないんだろうなと思います。

>リュカさん、
会社によってもそうだし、人にもよりますね。
ビズリーチに登録している転職エージェント会社の人は、今どきのシステムらしく、利用者の評価があるんですよ。
それを見ると、私が接触した人たちの評価は妥当かなという気がします。
ただ、評価が高くても私には合わない人もいました。

>おとさん、
逆もまた然りで、エージェントから見ての転職志望者もいろいろで、サポートし甲斐のある人もいれば、こんヤツ勝手に野垂れ死んでしまえみたいな人もいることと思います。
人相手の仕事なので、きっとストレス半端なく、私には絶対無理だろうなと思います。
私の場合、記事に書いたような一部の人を除き、かなり恵まれていたと思います。
その人たちには感謝しかありません。
Posted by YAP at 2025年03月21日 07:57
いろんなご苦労をお察しいたします。やはり大きな転換点ですから。
私のお世話になった就職支援会社は直接紹介斡旋する形態でした。結果的には、仕事でつながりのあった縁(コネ)で転職でした。自分のキャリアを生かせる場でラッキーでしたが、就職支援会社はいろんな点で改めて学ぶ点もありました。自分に自信があっても、高年での再就職、同じキャリアを生かしたいというのはなかなか難しいですね、まだ時世での運もありそうです。
Posted by jetstream at 2025年03月22日 21:09
転職エージェントもやはり相性があるのですね。
私が転職をした頃は新聞の求人広告を見て履歴書を送っていた時代だったので、すべてやり取りは応募先との直接である意味楽だったかもしれないです。
Posted by kuwachan at 2025年03月22日 22:58
>jetstreasmさん、kuwachanさん、コメントありがとうございます。

>jetstreasmさん、
私がお世話になっていた、勤務先契約の再就職支援会社も、直接紹介してくれるサービスもしていました。
ですが、そこにこだわらず常に客観的な視点でよりそってくださり、非常に心強いサポートをいただきました。
これには本当に感謝です。

>kuwachanさん、
若い頃は直接企業に応募してやり取りというのも全然ありだと思います。
私も最初の転職ではそうでしたし。
エージェントにもいろいろあるというのは、早めに見極めが必要でした。
Posted by YAP at 2025年03月23日 06:32
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